<テーマ1> 会社を※、社会をユニバーサルデザインに
すべての国民が障害の有無に関わらず、相互に人格と個性を尊重し合う共生社会の実現に向
け、障害を理由とする差別の解消を推進することを目的に、2016年4月「障害者差別解消法」が施行されました。「障害者差別解消法」は、障害者への「差別的取り扱い」を禁止し「合理的配慮の提供」を求める法律です。 このうち「差別的取扱いの禁止」に関しては、「国・地方公共団体等/民間事業者共に 法的義務」として定められました。 しかし、
「合理的配慮の提供」については、民間事業者に対しては努力義務にとどまっていました。
それが2021年5月、障害者差別解消法の改正により、民間事業者による「合理的配慮の提供」も法的義務となりました。改正法は、公布の日(2021年6月4日)から起算して、3年を超えない範囲内において政令で定める日から施行されます。
「合理的配慮の提供」とは、障害者がどういう配慮を望んでいるかを伝え、事業者側が「障害者一人一人の必要を考えて、その状況に応じた変更や調整を、お金や労力などの負担がかかりすぎない範囲でキチンと対応する」ということです。
具体的には、段差をなくすなどの施設のバリアフリー化はもとより、車椅子の人のお手伝い、聴覚障害者が求めた場合には筆談を行い、視覚障害者には音声による読みあげ、知的障害者には分り易い表現を用いて説明するなどの配慮のことです。
そこでまず私達は、合理的配慮を必要としている方々について正しく学ぶことから始めましょう。 ※「会社を」は、「ホテルを」「銀行を」「松山を」等の企業名や自治体の名前に差し替えられます
<テーマ2> 心のバリアフリー もしくは 心のバリアをはずして
〜 私たちが 今すぐ 出来ること 〜
足が不自由な人に席を譲ったら、「大丈夫です」と断られた。
補聴器を付けているので、大きな声で話したら、「分からない」と言われた。
目が見えない人にエレベーターを勧めたら、「エスカレーターが良い」と言われた。
「耳が聞こえません」と言うので、手話で話しかけたら、「手話は分かりません」と 言われた。
目が見えない人が「趣味はカメラです」と言っていた。
ペット不可のレストランで、大型犬を連れて食事をしている人が居た・・・。
「???どうしてなのかしら???」と、貴方がずっと疑問に思っていた事はありませんか。
もちろん、これらすべてに理由があります。そしてそのヒントは意外にも、私達が毎日使っ ている製品や街の中に表示され ているマークに中にもあるのです。
「ナルホド、そうだったのか!」と納得すると、笑顔が生まれます。
心の中の見えないバリア(壁)を1つ1つ壊して、みんなが笑って暮らせる街づくりを進めましょう。
<テーマ3>目からうろこのバリアフリー 〜 みんなが笑って暮らせる社会を目ざして 〜
バリアフリーという言葉が社会に定着してから、ずいぶん時間が経ちました。 しかし、あなたの心の中には本当にバリア (壁)はありませんか?
心のバリアフリーをすすめるために、まず障害者や高齢者のことを正しく知り、理解しましょう。
正しい知識を得ると、人は優しくなれます。
障害者の声に耳を傾けたなら、あなたはきっと変わるはずです。
<テーマ4>今日から始めるボランティア
街の中で出会う高齢者や障害者、妊婦さん。 何かお手伝いをしたいのだけれど、何と声を掛けたらいいのかしら。 そんなことを考えたことはありませんか?
ボランティアに興味はあるけれど、なかなか時間が取れなくて・・・。
長く続ける自信も無いし・・・と、始める前から諦めてはいませんか?
大丈夫! 講習会に通わなくても、サークルに入会しなくても、毎日の生活の中で、今日から始められるボランティアはたくさんあります。
例えば、あなたが車のハンドルを握った時、自転車に乗った時、エスカレーターに並んだ時、心掛けている事は何でしょう。 交通安全?マナー?
そこにもう1つ、「私とは違う見え方・聞こえ方・歩き方の人が居る」 と言う<優しさの視点>を加えてみて下さい。
「クラクションをならしたのに避けなかった」 「自転車ですれ違った高齢者が転倒した」、 「ルールを守らず反対側に立っている」、どうしてなのかしら・・・と今まで不思議に思っていたことがスッキリ解決します。
正しく知ること! それがボランティアの第一歩です。
<テーマ5> 手のひらに言葉を乗せて
街角で、喫茶店で、あなたは手話を見かけたことがありませんか?
手のひらと指の動きだけで、どんな話ができるのかしら・・・と不思議に思っていませんか?
音声の言葉と同じように、手話で伝えられないことはありません。何でも伝えることができるのです。
さあ、未知の世界へと私がご案内いたしましょう。
<手話の説明 ・ 挨拶の表現 ・ 手話の歌 などを致します。>
<テーマ6>手話講座 〜はじめの一歩〜
聴覚障害とは、単に「聞こえない」と言う障害にとどまらず、情報が得にくい、人とのコミュニケーションが取りにくい、そのために時には生命に関わる問題を引き起こす障害です。
しかし、私たちが手話で話せたらどうでしょう?
災害時の情報が伝わり、より良い方法を話し合い、助け合うことができます。
私たちの前に立ちはだかるコミュニケーションの「障壁・障害」は消え去るのです。
誰もが笑って暮らせる街づくりを目指して、貴方も楽しく手話を学んでみませんか?
<テーマ7>手話で遊ぼう 手話で歌おう ♪
手話って難しい? いいえ、そんなことありません。
皆で歌って、ゲームで遊んでいるうちに、自然に手話が身につきます。
そして手話に触れることは耳の聞こえない人のことを知るきっかけにもなります。
子ども達なら指遊びの中に手話を取り入れたり、ジャンケンを手話でやってみるのはどうでしょう?
遊びながら 歌いながら、楽しく・のびのび・自然に手話に親しんで、手話を好きになってください。
今 流行の「脳トレ」も手話で指を使えば、効果倍増?かも知れません。
楽しく笑いながら、手話を覚える。そんな出会いをお約束します。
(手話ソングのリクエストにもお応えします)
<テーマ8>手話で脳トレ
今や日本女性の平均寿命は86歳、男性は79歳!
最後まで頭も身体も元気でいたい。
そんな皆様のために<手話で脳のトレーニング>ゲームをご用意致しました。
前頭前野が活性化することで、集中力がアップし、物忘れが減る ・・・ かもしれません。
上手く出来なくても大丈夫!!
笑いながら手を動かすだけで、アラ不思議。 なんだか頭がスッキリした感じ。
さあ、ご一緒に<楽しい脳の若返り>にチャレンジしてみましょう。
<テーマ9>NHK手話ニュースの舞台裏
NHK手話ニュースをご覧になったことがありますか?
1990年4月2日にスタートしました。
日々起こる出来事を理解し、手話で伝えることにはどんな難しさがあるのか?
ニュースの素人だった私が何に戸惑い、どんな失敗を重ねてきたのか?
生放送の現場を、カメラの裏側からお伝えします。
(手話ニュースの映像をご覧戴きます)
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